
毎月10日はラ・テール洋菓子店のサンクス・ケーキの日
ラ・テール洋菓子店の開店記念日は1998年5月。その初心を忘れないために、毎月10日をお客様感謝の日(サンクス・デー)として、その日にしか出ない「サンクス・ケーキ」を毎月一品開発し、ご予約のお客さまにだけにお渡ししています。
この日だけのケーキですが、素材の産地を厳選し、通常のお菓子と同じように開発、準備をしてでき上がったものをご用意。数量も限定させていただいています。 サンクス・ケーキには毎年、年間を通じてのテーマがあります。
たとえば、「ロールケーキ」の年もありましたし、「チョコレート」「シュー生地」がテーマの年もありました。
2026年のテーマは「出会い」。基本となるケーキとの出会い、
長野県塩尻市の塩原農園さんの西洋梨
11月のサンクス・ケーキは、池田が担当いたします。
旬を迎える西洋梨を、長野県塩尻市の塩原農園さんから送っていただきます。
長野県塩尻市は日照時間が長く、朝晩の寒暖差があることから甘くみずみずしい西洋梨が実ります。
塩原農園さんで収穫される、数種類の品種の中から、収穫後の追熟も含めて食べごろを迎える、グランド・チャンピオンを使わせていただく予定です。
グランド・チャンピオンは、完熟するととろけるような食感と芳醇な香り、そして程よい酸味をもちます。
お菓子に仕立てた時にもその香りは、ふわりと広がり、晩秋の訪れを感じさせてくれる果実です。
ガトーインビジブルとは…
仏語で「見えないケーキ」を意味する、ガトーインビジブル。
まさにその名の通り、果実がアパレイユ生地(卵やお砂糖、牛乳を使った流し込み生地)をまとい、生地と果実が一体となっている様子から名づけられたケーキです。
薄くスライスした西洋梨にアパレイユ生地をまとわせ、幾層にも重ねて焼き上げることで生まれる西洋梨の繊細で美しい断面も、ポイントです。
西洋梨のおいしさをぎゅっと詰め込み、焼き上げました。見た目からは、想像できないほど、西洋梨の豊かな果実感をお楽しみいただけます。
西洋梨と相性の良い素材
晩秋のひんやりとした空気に似合う、ほっと心がほどけるような味わいに仕立てました。
西洋梨と合わせるアパレイユ生地には、相性の良いアールグレイの茶葉を牛乳で丁寧に煮出し、紅茶の豊かな香りを移しておつくりしています。
焼き上げることで西洋梨のやさしい甘みとアールグレイの華やかな香りが重なり合い、ほっとする温かみのある味わいに。
さらに、キャラメルとマスカルポーネを合わせた特製クリームを添えて仕上げました。
香ばしくほろ苦いキャラメルは、西洋梨の上品な甘みを引き立て、マスカルポーネのまろやかでコクのある味わいが全体をやさしく包み込みます。
西洋梨、香り高いアールグレイ、ほろ苦いキャラメル、そしてマスカルポーネのコク。
それぞれの素材が重なり合いながら、晩秋のひとときにゆっくりと味わいたくなる、心ほどけるような一品に仕上げました。
(開発担当:池田 義行)
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