毎月10日にお届けしている「サンクス・ケーキ」。
この日のためだけに開発された特別なケーキを、皆さまへの感謝の気持ちを込めておつくりします。
4月は神奈川県小田原市産の湘南ゴールドを丸ごと使ったフレジエ、その名も「春」!
神奈川県小田原市産の柑橘「湘南ゴールド」
今回のサンクス・ケーキの主役は、神奈川県小田原市の農家さんより直送していただく「湘南ゴールド」です。
湘南ゴールドは、地域によっては別名ゴールデンオレンジとも言われるそうで、「黄金柑(きみかん)と「今村温州」から、神奈川県で生まれた柑橘です。
「黄金柑(きみかん)」とは、神奈川県の西部から伊豆半島にかけての地域のみで栽培される貴重な柑橘で、さわやかな香りと甘みが特徴です。また、掛け合せた「今村温州」は、温州みかんの一種ですが、栽培が難しいことから希少な品種。酸味が強く、糖度も高く濃厚な味わいです。
この2種類の柑橘から生まれた湘南ゴールドは、さわやかな香りと甘さと酸味のバランスがとても良いのが特長。春らしいレモンイエローの果皮が目を引きます。
今年は、収穫時期が少々早めとのこと。この時期だけにお楽しみいただける味わいをお届けします。
春のケーキをおつくりしました
ラ・テール洋菓子店・パティシエの三木が開発を担当いたします。
旬の湘南ゴールドを生かした春らしいケーキをおつくりしたいとの想いから開発をスタート。
そこで、フランスでは春を告げるケーキとも言われている「フレジエ」に注目しました。春先になると酸味の強い苺が市場に出回り、甘いムースリーヌ(カスタードクリームにバターを合せたクリーム)と合せたケーキ「フレジエ」がつくられるようになったそうです。そのことから春を告げるケーキと言われたフレジエでしたが、そのおいしさから、今では通年を通して店頭に並べるお店も多くなり、日本でもよく見られるようになりました。
フレジエで使われるクリーム「ムースリーヌ」を湘南ゴールドと合せてオリジナルのケーキをおつくりします。
湘南ゴールドを丸ごと使いました
湘南ゴールドを丸ごと使ったマーマレードをつくり、ムースリーヌに合せたり、果汁をクレーム・オ・ブール(バタークリーム)に合せたり、果皮をシュトロイゼルの生地に混ぜて焼き上げたりと、果肉だけではなく、クリームや生地にも湘南ゴールドを丸ごと使い、どこを食べても湘南ゴールドの味がするようにおつくりしました。
湘南ゴールドの丸く愛らしい形をイメージしてクリームを絞り、丸みのある形に仕上げました。まわりのスタッフからはパイナップルみたい!と言われてしまいましたが、湘南ゴールドのケーキです。パイナップルのケーキでこの仕立ても面白いですね!
(開発担当:三木 弘太郎)
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